2017年11月30日木曜日

第33回中四肢P連山口防府大会に参加してきました😄🤗

11月10日(金)、11日(土)の2日間、山口県防府市の県立防府総合支援学校、アスピラートを会場に「第33回中国・四国地区肢体不自由特別支援学校PTA連合会研修会山口防府大会」が開催されました。
中四国の支援学校の関係者約80名が集まり、しげ特からは教頭、副会長、会員の3名が参加しました🚗・・•
防府支援学校正面玄関
 
今大会のテーマは、『のぞみ・はばたけ』で防府総合支援学校の創設50周年目と重なった記念の大会となりました。
しおりの表紙

【一日目】
開会式の前に、学校見学がありました。まず驚くのが、この巨大な廊下。長さはナント150m!車椅子や歩行器も余裕ですれ違うことが出来る広さなんです!
普段は廊下を走るのは禁止ですが、雨の日は特別に運動場に早変わり😄
 
巨大廊下
                             
巨大廊下は各学部の活動内容の展示場所にもなっています。
この学校で行われている藍染めは、地元の藍染め作家の指導のもと、学校併設の農園で種から藍を育て、その葉を摘んで染料をつくっています。 
藍染めの作品、活動報告展示
50年前の創設時から長いスロープが作られていました。エレベーターが1台しかないそうですが、このスロープがあれば安全に避難できます。
スロープ
階段に生徒がアートを施しています。ん〜オシャレ!
 
50周年記念装飾階段
AEDが置いている場所を校内いたる所に表示しています。

AEDと掲示物
校庭にはPTAと子供たちが作ったピザ窯があります。授業やイベントでピザが作られます(๑´ڡ`๑)
焼きたてピザをカフェでいただきました。
生地から手作りでとても愛がこもっていました👍

ピザ窯
学校の中にはカフェがあり、接客の授業で使用したり、PTAや地域の方々へも開放されています😊
学校にホッと一息つける場所があるっていいですね☕
どことなく懐かしい風景のカフェ入口
50年前の設立当初から温水プールが完備され、5月から10月まで使用されています。
 
温水プール
埋め込み式のトランポリンで安心、安全!昼休みも大賑わいだそうです😊

埋め込み式トランポリン
昼食をはさんで開会式があり、続いて防府総合支援学校の学校紹介が行われました。
 
体育館の会場
会場では生徒がつくった藍染めの商品を生徒自身で販売していました。
素敵な商品がいっぱいで、見入ってしまいました😃

生徒がつくった 葵染め商品
開会式の後は、小・中・高学部に分かれて『進路』をテーマに分科会が行われました。
 
分科会会場
いずれ誰もが通る道である、学校卒業後の『進路』をテーマとして話し合いました。
今は、高校から職業訓練所などを考えたり体験するのではなく、もっと早い段階の小中学校から情報を知り、体験することが大事ということは皆さんの共通認識でした。作業所や生活援助の場が少ない地域も多く、サービスの充実が願われています。


【二日目】
 
 Web講演会場
場所をアスピラート(防府市地域交流センター)に変え、熊谷晋一郎先生の『暴力のない障害者支援の条件』と題したWeb講演がありました。
手話通訳と要約筆記がついていました!
熊谷晋一郎氏は自身も脳性麻痺による身体障害で車椅子の生活をされています。初めて私が熊谷氏を知ったのは、障害を抱えながら東大に合格したとテレビで取り上げられたときでした。そのときは障害がありながらすごい!という感じを受けたのを覚えています。今は当事者研究の専門家で、障害者や家族が自分たちでは伝えられない思いや考え、障害の正しい知識を、多くの人々に広めて障害者の支えになり勇気づけてくれています。


最後に、このようなPTA大会に参加していつも思うことは、違う学校に行くと新しい発見、出会いがあるということです。また今まで知らなかったことを学び得る喜び、充実感は参加することの醍醐味だと思います。
これをPTAとしてみなさんにお伝えし、一人でも多くの人がPTA活動
に興味を持ち、参加してくれることに繋がればと願っています。