寄宿舎食堂にて、自活課の小椋先生による「生活のなかで使える支援機器体験および研修会」を開催し、12名の保護者が参加しました。
初めての研修でドキドキ |
これは、8月に福井で行われる全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会の分科会で、しげ特が「機器」の発表校になっていることを受けて、昨年度よりアンケートを行ったり、新しい取り組みをしてきたことの一環として行われたものです。
学校では授業中にいろんな機器を使っている子どもたちも、自宅🏠ではなかなかそうはいかない現状がありますよね・・・(^^;)
アンケートからは、「おもちゃ扱いになってしまう」「保護者自身が家で使えないと思い込んでいる」「特に生活に困っていない」といった声が聞かれましたが、「自宅で使えるものがあるならぜひ知りたい!」「自分でも体験してみたい!」という意見も多くあり、今回の研修会が実現しました😊
初めに、6月に岡山で行われた中四国大会で発表した内容を、報告を兼ねて皆さんの前で発表しました。
しげ特の取組みを紹介 |
続けて、小椋先生から、子どもたちが実際に学校で使っているいろいろな機器の紹介をしていただきました。
「機器」と一言で言っても、ボタンを押すと動くものから、おなじみのiPad、脳波を読み取って動作するものまで色々。
お値段もそれなりにするものももちろんあります💰
そんな中、100均にあるようなものを組み合わせて安価で手作りの機器を作ったり、Amazon(回し者ではありませんヨ)で代替品を探して、子どもが機器を操作しやすい環境を整えたりと、先生のアイデアをたくさん教えていただきました。
ウン万円するものも数千円で手作り |
続いてお待ちかねの機器体験。
一人一人「視線入力」にチャレンジしました!
ところで・・・「What's 視線入力?」
一言で言うと、体を動かすことが困難な人でも、「見る」ことで機器を操作することができてしまう仕掛けです。
iPadやパソコンなどに専用の装置を付けると、自宅でも使えるようになるそうです。
参加した保護者は、初めての体験にドキドキ・・・
動物の鳴き声クイズ、風船割りなど、気合を入れて見つめていました(笑)
思い通りにカーソルを動かすのに一苦労 |
ピアノだって演奏できる! |
コツと集中力が必要で、子どもたちは普段とっても頑張っているんだなということがよく分かりました💦
子どもたち、えらいっ✨👏✨
iOS用のアプリもたくさん紹介してもらったので、興味がある方はぜひ先生に聞いてみてはいかがでしょうか?
120種類ものアプリ一覧 |
先ほど「おもちゃ扱いになってしまう」と書きましたが、子どもにとっての「遊び」は、「コミュニケーション」の原点であり、ハイテク機器だけでなく、スイッチにおもちゃを繋ぐことなどで子どもの興味を引き出し、やがて周囲との関わりを身に付けていく大事な過程なのだということがわかりました。
どうしても「機器の活用」というと身構えてしまいますが、
子どもたちに「させたい事」ではなく「子どもたちが、したい事!」を探してあげよう!
と考えたら、もっともっと機器は身近なものになって、きっと親子でも楽しめるに違いないと思いました😊
させたい事よりしたい事 |
研修後、「次もぜひ参加したい」「今度は一緒に工作がしてみたい」という意見がたくさんありました。
先生、また第二弾を楽しみにしています!
ぜひよろしくお願いします😃