2018年7月1日日曜日

救急蘇生法講習会(4時間コース)に参加しました!

6月22日(金)、東温市消防署にて救急蘇生法講習会が開催され、約10名の保護者が参加しました。レクチャーしてくださったのは、東温消防署の2名の署員の方です。

最初、申し込みのプリントをもらった時に「申込みしようか否か」と悩んだのは私だけではないはず・・・
講習が4時間と書いてあるのを見て、「屈強ナ消防署員カラ特訓ヲ受ケルノ図」を勝手に脳内変換し、「4時間も体力持つんだろうか・・・」と不安になっていたからです(^_^;)

結論から言いましょう。
そんな心配は全く無用でした(笑)

4時間講習ではAEDを使用した心肺蘇生法を中心に、ビデオ講習なども交えながら簡易講習(去年の記事を見てね)よりももっと広く、ゆっくり時間をかけてイザといった時の対応を学んでいきます。

まずは5~6人のグループに分かれて「救急車が到着するまでの平均時間9分の間、交代で胸骨圧迫をする」体験をしました。
9分間を6人で交代すると、一人あたり90秒。
90回(3セット分、約45秒)で交代するようにしましたが、これが結構・・・いやかなりキツい。3セット目には、押す力もだんだん弱ってきます。
こういう時の9分間は、とても長く感じました(>_<)

だからこそたくさんの人を集めることで、交代できる時間が短くなり「強く・早く・絶え間なく」という大切なポイントを押さえることが出来ます。
それなら自分一人しかいない時はどうしたらいいかと不安なりますが、まずは「救急車を呼ぶことを一番に」と言われていました。(おのずと助けてくれる人が増えることになる)

交代でも9分は長い

私は過去に簡易講習は何度か受けているので、一連の動作などは一応頭に入っているかな?(それでもイザとなったら体が動くかどうか自信はありませんが・・・)と思いますが、それでも知らなかったこと、これまで勘違いしていたこと等たくさんありました。
簡易講習の時には触れられなかった事をまとめてご紹介します。

♥子どもサイズ(年長さんくらい)の人形で心肺蘇生法をするのは初めてでした。
対応は大人と同じですが、胸骨圧迫は片手で体の厚さの3分の1(大人は両手を使って5㎝)、AEDの設定が小児用になることが違います。

未就学児は小児の方法で

♥「子どもがプールで溺れている!」「目の前で子どもが交通事故に!」という設定で、その場で役割を決めて対応。
命を助けるための一連の流れを、いろいろな場面を想定して何回も練習出来ました。

♥止血の方法や、気道異物の除去の方法を学びました。
この写真の床に置いてある赤いものは、500㎖のペットボトルです。
血液が3本分(1500㎖)失われるとかなり危険な状態になり、4本目では命を失うレベルとのことでした。

思っていたより少ない量で驚きました

♥最後に筆記試験がありますが、講習の内容をちゃんと聞いていれば全員合格できます!!合格したら修了証が交付されます。

♥参加者全員に、このキーホルダーをいただきました!
中身は、人工呼吸する時の感染防護具です。
普段から持ち歩くことにしました

講習はユーモアを交えながら楽しく進められ、終わってみれば4時間はあっという間でした。
楽しみながらもイザといった時に、一般人である私たちが「救命の連鎖」の最初の3つの輪を行うことが出来るように、たくさんの事を教えていただきました。
救命の連鎖

救急蘇生法と応急手当は、一人でも多くの人に知っておいてほしい知識・技術です。
私のように「体力が持つやろか?」と思って申込みをためらっている人、大丈夫です。安心して申込みしてください。

また、簡易講習と4時間講習は1年ごとに交互に行っているようです。
時間的に4時間のコースに参加するのが難しい方は、ぜひ簡易講習だけでも受講してみてくださいね。
こんなにいい講習、受けないのがもったいないです!(力説)

最後に、長時間私たちのために講習をしてくださった東温市消防署員のお二人に、心から感謝申し上げます。